ようやく拒絶はできたけれど…

Aさんの行動は少しずつではありますが、エスカレートしてきました。最初は週に1~2回会う程度だったのですが、しばらくすると頻度がどんどん高くなり、いつの間にか毎日会うようになりました。さらに1日に2回以上も会うことがありました。
それどころか、私の住んでいるアパートの周りを歩いているところを見かけて、あわてて隠れたこともありました。
ここまで来ると、確実に私はAさんにストーキングされていると言っていいでしょう。

しかし、あまり事を大きくしたくはありません。ここまで露骨な行動になると、警察に通報することもできたでしょう。ですが、私のこれまでの行動を振り返ってみると、反省しなければならない点もありました。
最初にぜったいにすべきではないプライベートに踏み込んだ話をするようになったのは私自身です。そして、料金に上乗せ、という形ではありましたが、彼から金銭を受け取ったのだって事実です。

◆お金を返して縁を切ることも考えたけど…

そこで、最初に考えたのはこれまでに受け取ったお金を彼に返して、今後の仕事も受けない、というものでした。
その頃になると、もう1年近くも彼から料金外でお金を受け取り続けていましたので、計算してみるとかなりの額になってしまいました。Aさんと出会ったばかりのころと比べるといくらかは安定していましたが、それでもやはり収入は十分とは言えず、もちろん蓄えだってありませんでしたので、これまでに受け取ったお金をすぐに返すことはできませんでした。

また、お金を返したからと言って、もう半ばストーカーと化してしまった彼を説得できるとはかぎりません。
もしかすると、さらに彼を刺激することになり、取り返しのことになってしまうかもしれません。そう考えると、やはり怖く、アイデアは思い浮かんでも実行することはできず、結局は行動にうつすことはできませんでした。

そんなある日、アパートを出ようとすると、外にAさんの姿が見えました。慌てて身を隠して彼の様子を観察してみました。
すると、彼は私のマンションの横に回りました。私が出てこないので諦めて帰ってしまったのかな?と思っていると、集合ポストから音がしたのです。嫌な予感がして、ポストに近づいてみると、間違いなく私のポストから音がしていたのです。最初は何かが入れられたのかと思いましたが、それにしては音が鳴っている時間があまりにも長すぎました。

そこで、思い切って外に回ってみると、Aさんが私のポストの受け取り口に棒のようなものを差し込んでいたのです。おそらく、私の郵便物を見ようしていたのでしょう。怖かったですが、これ以上は耐えられません。そこで、Aさんに声をかけました。怖かったですが、昼間でしたので襲ってくることはないでしょう。

すると、Aさんは驚いた顔をしましたが、すぐに居直ったような態度で私を見つめてきました。
私はもう二度とこんなことをしないで欲しい、ということと、これ以上つきまとうのであれば警察に通報する、ということを彼に伝えました。
彼は意外なほどにあっさりとそれを受け入れて、去って行きました。この段階になって、ようやく彼を拒絶することができました。
しかし、これで終わりではありませんでした。

Copyright(c) 2013 アロマセラピストCHIAKIの奮闘ダイアリー All Rights Reserved.