それって本当に偶然?

Aさんが私のプライベートなこと深く聞いてくるようになったころから、いろんなところで彼に会うようになりました。
よく利用しているコンビニやスーパー、さらにはレンタルビデオ店などでも週に1~2回ほどはAさんに会っていました。

最初はただの偶然だと考えていましたが、あまりにも回数が多いので次第に不安な気持ちになってしまいます。しかし、特に何をされるというわけではありません。簡単な挨拶をして、少し雑談をする程度です。偶然の可能性もありますので、彼に「つきまとわないでください!」なんて言うこともできません。
なによりも、お客さんとして彼に生活を支えられている部分もありましたので、嫌な顔をすることもできません。それどころか、偶然会えたことを喜んでいるように演じてしまったほどです。

◆本当は怖いと感じながらも…

この段階になって、私はようやAさんを「怖い」と感じるようになりました。毎日メールが来るのさえも嫌にはなりましたが、前述の通り、当時の私には固定客がほとんどいませんでしたので、彼が来なくなってしまうと、私は経済的に大きなダメージを受けてしまうことになります。
また、頻繁にメールが来たり、近所で偶然会うことが多いだけで特別何かされてしまったわけではありません。メールの内容も、変なことが書かれているわけではありませんので、何か被害を受けてはいないのです。

そう考えると、あまり気にする必要はないのでは?とも思いました。しかし、やはり怖いという気持ちはぬぐえませんでした。

こうして悩んでいる間にも、彼はいつものようにお客さんとしても私を呼んでくれます。そして、もう当たり前のようにすこし高めに代金をもらうようになっていました。それに助けられて、私は生活をしていましたので、彼の行動から目を背ける以外にはありませんでした。

施術中は二人きりで彼の部屋にいるにも関わらず、彼の態度におかしな点は少しもありませんでした。それが逆に不気味に感じられます。襲われるのは嫌ですが、いっそのことストレートに口説いてくれたり、援助交際を求められた方がはっきりと断れる分だけマシでした。

私をつけまわしている可能性はありますが、はっきりとした証拠があるわけではありません。そして、とくにおかしな態度をとってくるわけでもありません。これも私がはっきりと彼を拒絶できない理由の一つでした。
もし、誰かに相談したとしても、私の単なる思い過ごしとして笑われてしまうかもしれません。自分でもそう考えたかったのですが、それにしてはあまりにも会う頻度が高すぎるのです。どう考えても、私がコンビニを利用するタイミング、スーパーに入るタイミング、レンタルビデオ店に行くタイミングをはかっているとしか思えなかったのです。
実際に、いつもとは時間を変えてコンビニに行ってみても遭遇することが何度もありましたので、これはもう単なる偶然とは言えないのです。

それなのに、私はやはり偶然会えたことを喜んでいるような振りをしてしまっていました。金銭的にも彼に依存している部分がありましたので、私はもう後には戻れない状態になってしまっていたのです。
そんな毎日がしばらく続き、私はノイローゼ気味になってしまいました。

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