ただの常連客?

あらためて言っておきますが、私はアロマセラピストです。決して風俗嬢ではありません。最近では「アロマ」の看板をかかげた風俗店が多くなっていますので、よく風俗だと誤解されてしまいます。
しかし、私がやっているのはアロマを使ったセラピーで、決してエッチなサービスは行っていません。

でも、男性のお客さんと二人きりになってしまう仕事ですので、勘違いされて襲われそうになってしまった…なんて経験は1度や2度ではありません。大抵は誤解を解くことができるのですが、これも私が魅力的だから…なんて冗談を言っている場合じゃないくらいに、ヤバお客さんだっています。 その一人が、まだ私が独立して出張アロマセラピーをはじめたばかりの頃に出会ったAさんでした。

◆普通のお客さんだと思ったのに…

Aさんとの出会いは、正直よく覚えていないほどに印象の薄いものでした。風俗と勘違いして襲ってきたわけでもなければ、口説かれたわけでもありません。
40代の真面目そうな独身男性…そんな感じのおじさんです。Aさんの自宅への出張でしたので、当然部屋に入ることになりましたが特におかしなところはありません。ごく普通のワンルームのアパートで、散らかっているわけでもなく、本当に何の印象も残りませんでした。

当時から変なお客さんはかなりいましたので、こういった「普通の」お客さんを増やしたい、と考えていました。

サービスの内容も一般的なもので、当たり前ですが、料金もしっかり払ってくれましたし、一切不審な所はなかったと言えるでしょう。

◆定期的に呼んでくれる常連さん

特に話をしたわけではありませんが、それから2週間に1回程度のペースで定期的に呼んでくれるようになりました。
当時はまだそれほど固定客はいませんでしたので、それだけでとても助かりましたし、このお客さんは大切にしよう…そう考えるようになりました。

そこで、なんとかこのお客さんを逃さないようにしようと、積極的にコミュニケーションをとるように心がけていました。もともと、私は人と話をすることが好きな方ですし、Aさんも慣れてくるといろんな話をしてくれるようになりました。
こうして、馴染んでくると呼び出される頻度が週に1回程度にまで増えましたので、私の営業は間違いじゃなかった!と少し浮かれていました。

もちろん、私にとってAさんはただの常連客に過ぎませんが、とにかく良いお客さんを逃したくない、という一心から、他のお客さんよりもサービスすることが多くなりました。もちろん、最初より同じ料金で明らかにサービス内容がより充実したものとなりましたので、Aさんも気づかないはずはありません。

今の私であれば、絶対にこんなことはしません。お客さんを特別扱いすることによって、相手を勘違いさせてしまうことがあるからです。いくら常連であっても、一人のお客さん…そう意識しています。しかし、当時の私は、この仕事の経験も浅く、お客さんの人数がそのまま収入に直結しますので必死でした。

そんな私の行動がきっかけで少しずつAさんの行動がおかしくなってしまいました。もちろん、ほとんどのお客さんはこちらがサービスをしたからと言って、勘違いすることはありません。しかし、Aさんの場合はそうではなかったのです。

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